MACDという分析ツールについても理解しておきましょう!
ということで、テクニカル分析の一種であるMACDについて解説していきます。
MACDは、テクニカル分析の中でも利用者が多く、使い方が多様な分析ツールとなっています。
バイナリーオプション取引をしていると、MACDを使う局面がくるかもしれませんので、ぜひこの機会に覚えておきましょう!
MACDとは?
MACD(移動平均収束拡散手法)は、短期の移動平均線と中長期の移動平均線を使用することで、買いと売りを判断する分析ツールです。
MACDで使用する移動平均線は通常の単純移動平均線とは異なります。
MACDにおいては、新しい価格の方がより影響力が高いという考えの元、新しい価格の比重を高めて計算されているという特徴があります。
MACDは2本の線の推移から市場の動きを予測します。
この2本の線とは、基本となる線とMACDの移動平均線であるシグナルと呼ばれる線のことを指しています。
MACDは「買い」と「売り」を判断するタイミングが単純移動平均線と比べて早くなります。
そのため、相場の転換をより早く判断するのに有効な分析ツールとされています。
MACDの動きには、ゴールデンクロスやデッドクロスという特徴が存在するので、これらの動きが見られたタイミングは取引チャンスとも言えます。
ゴールデンクロスとデッドクロスとは、具体的にどのような動きなのかを解説します。
◆ゴールデンクロス:MACD線が0ラインを下から上に抜ける=買いサイン
◆デッドクロス:MACD線が0ラインを上から下に抜ける=売りサイン
MACDの計算を単純化すると「短期の移動平均線」から「中長期の移動平均線」の値を差し引くことで算出することができます。
MACDは適切な相場で使えばかなり効果的ですが、あくまで補助的な分析ツールという認識で良いでしょう。
他のオシレーター系の分析ツールなども併用すると、より精度の高トレードが実現できると思います!