ご存知の方も多いと思いますが、「移動平均線」という分析ツールは様々な分析ツールの基礎となっている非常に重要な分析ツールです。
様々な分析ツールの基礎となっているだけあって、トレードにおける用途も様々です。
トレーダー次第で様々な使われ方をしているので、移動平均線の特徴について把握しておきましょう!
移動平均線とは?
移動平均線とは、過去の相場の値動きの平均値を線として表示した分析ツールです。
一般的には5日間や25日間などの期間を設定して使われることが多いです。
また、MACDを解説した際にも記載しましたが、移動平均線にも、ゴールデンクロスとデッドクロスという特徴があります。
◆ ゴールデンクロス
計算対象の期間が異なる移動平均線を2本表示して「計算対象の期間が短い線が(=短期線)が計算対象期間の長い線(=長期線)を下から上にクロスする」ことを指します。
ゴールデンクロスは長期的な値動きに対して、短期的な値動きが強く上昇している場合に現れる買いサインです。
◆デッドクロス
計算対象の期間が異なる移動平均線を2本表示して「長期線が短期線を下から上にクロスする」ことを指します。
デッドクロスは長期的な値動きに対して、短期的に強く下落している場合に現れる売りのサインです。
移動平均線を追加することによって、相場の流れを一つの線として見ることができるようになるので、相場の流れを一目で判断しやすくなります!
◎移動平均線の計算式
移動平均線がどのように算出されているのかも説明しておきます!
計算としては、20日移動平均線(20SMA)の場合は、本日を含めた過去20日間の終値を合計し、日数の20で割って平均した数値を1日ごとに計算したものが線で表されています。
つまり、日数によって算出される移動平均線の値も異なるということです。
トレーダーによって、基準とする数値は異なるので、それぞれに合った最適な数値を見つけましょう。
移動平均線は、様々な分析に応用することができるので、ぜひ一度使ってみてください^^