ストキャスティクス

ストキャスティクスというテクニカル分析ツールについての解説を記載していきます。

今回紹介するのはあくまで基礎的な内容ですが、初心者の方は知っておいて損はないので、ぜひ参考にしてみてください!

ストキャスティクスとは?

まずストキャスティクスはオシレーター系のテクニカル分析ツールに分類されます。

ストキャスティクスは主に相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを判断するための指標として使います。

ストキャスティクスは%K%D%SDという3つの要素から構成されていて、%Kを基準として構成されています。
この3種類の要素をそれぞれ解説していきます。

■%K
一定の分析期間において高値から安値までの値幅の中で、現在値が安値から何%の位置にあるのかを表した値です。
一般的に「高値に近かったら買われすぎ」、「安値に近かったら売られすぎ」という判断をすることができます。
%Kは、現在値が高値を更新している状態だと100%になり、安値を更新している状態だと0%になるため、大きく上下に動くことが特徴とされています。

■%D
%Kを使いやすく移動平均化したものが%Dです。
「過去の%K何個分を使って平滑化するか」という点が基準として算出することができます。
一般的な数値設定としては3が使われることが多い傾向にあります。

■%SD
%Dを分析するために、さらに移動平均化したものが%SDです。
「過去の%Dの何個分を移動平均化するか」を基準として算出することができます。
%SDに関しても、数値設定は3が用いられることが多いです。

◎ストキャスティクスの使い方

ここでは簡単にストキャスティクスの使い方を紹介します。

・ファスト・ストキャスティクス → %Kと%Dを使って分析

・スロー・ストキャスティクス → %Dと%SDを使って分析

ファストストキャスティクスとスローストキャスティクスは、分析方法としては同じですが、スローストキャスティクスが使われることが多いとされています。

その理由として、スローストキャスティクスの方が動きが激しい相場であっても、数値が平滑化されているという点が挙げられます。

ストキャスティクスをトレードに活用している投資家が非常に多いということは、それだけ信頼性のある分析ツールということでもあります。

ですが、数値設定によって動き方が変わりますので、使いながら調整していくのがオススメです!

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